2012年11月23日金曜日

EM200B 導入支援装置自作(9) -Stellariumプラグイン-

導入支援装置のStellariumプラグインを作成しました。手順としては、

  1. 望遠鏡である星1を視野に導入
  2. Stellariumでその星1を選択し、導入支援装置へ伝達(USBによるシリアル通信)
  3. 星2を視野に導入
  4. Stellariumで星2を選択し、導入支援装置へ伝達(USBによるシリアル通信)
  5. 以後、Stellarium上に円が表示され、望遠鏡の指しているところがリアルタイムに更新される
というふうになっています。ExampleDialogという、Stellariumのサンプルソースをそのまま使ったので、ダイアログタイトルとかそのままですが、とりあえず、作ったものを残しておきます。(dsc08.zip, ExampleDialog.zip)

Stellariumプラグイン
ダイアログボックス

動作している様子
赤丸が望遠鏡の指しているところです


ついでに、動作しているところの動画をアップしておきます。


2 件のコメント:

  1. arduinoによる導入支援装置製作素晴らしいですね。
    当方貴記事をそのまま模倣して作っています。
    arduinoにスケッチをインストするだけで、動いています。
     しかし、Stellarium、Plug-inにインストする方法がわかりません。
    QtCreatorが必要なのでしょうか?(Qtは初めてでさっぱりわかりません)
    分かりやすいように教えてもらえませんか。
    初心者でも分かるように図も添付していただけないでしょうか。

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    1. ご覧いただきありがとうございます。
      しかし2年近く前のことでかなり忘れてしまっています。申し訳ありません。

      最も参考になるのは、Stellarium pluginのDevelopサイト
      http://www.stellarium.org/doc/head/plugins.html
      http://www.stellarium.org/wiki/index.php/Plugin_Development
      http://www.stellarium.org/wiki/index.php/Windows_Build_Instructions
      であり、このサイトを参考にしていただくのが一番だと思います。
      私も上記サイトを辿って手順通りにコンパイルおよびインストール
      しただけですので細かいことはあまり・・・。
      うろ覚えですが、 単にbuildしたpluginをStellariumのpluginフォルダに
      コピーしただけのような気がします。元にしたのはStellariumの
      ExampleDialogというpluginで以下のサイトからソースが取得できます。
      http://sourceforge.net/p/stellarium/code/HEAD/tree/trunk/extmodules/ExampleDialog/

      ただ、2年前と現在ではStellariumのバージョンも上がっており、pluginの
      仕様や使用するQtのバージョンも変更されている可能性もありますので、
      添付ソースではそのまま動作しない可能性もありますのでご確認ください。

      Stellariumは非常によく出来たオープンソースプロダクツですが、日本語の
      リソースが少ないのが辛いところですね。

      プログラムそのものは大したことは行っておらず、ロータリーエンコーダから
      得られる2つのターゲット間の移動量を、Stellarium に登録されている座標から
      キャリブレーションし、Digital Setting Circleの計算式に従って座標を算出
      するだけのものです。

      DSCの計算式:http://www.geocities.jp/toshimi_taki/

      現在、多忙を極めており天体観測にすら出かけられない状況なので、
      あまりご期待に添えないことご容赦ください。

      正直、私の備忘録的なサイトを閲覧されている方がいたことが驚きです。
      是非もっと優れたpluginを作成していただき、どこかで公開していただけると
      嬉しいです^^;)

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