2012年9月28日金曜日

フォーカス微動装置の自作

またまた自作します。知人がFS-60CにMEF-3を取り付けたというので、羨ましく思っていたんですが、あるWEBサイトで微動装置を自作されている方を発見しました(こちら)。とても良くできていらっしゃるので同じ物が作れないだろうかと考えていたのですが、バーニアダイアルなるものが今日ではなかなか入手が難しそうだということが分かって来ました。これは昔、アマチュア無線の無線機のチューニングパーツとしてよく使われていたもののようです。現在はデジタル化され、このような減速機は必要なくなってしまい、製作していた会社も多くは廃業されているとか。しかし、WEBサイトを漁ること1時間。ようやく見つけました(TMT SERVICE)。これを使って自作したいと思います。お値段も1個¥2,300とMEF-3の1/10で購入できます。

届いた部品はこんな感じ。自作されていた方と全く同じです。


同じように旋盤で軸を削り、ハンドルに穴をあけ、同じように加工しました。



微動側のハンドルは適当に転がっていた内径Φ6の歯車を使ってしまいました。

1点だけ異なるのは、バーニアダイアルを固定するのに先の方は接眼部にタップを立ててネジを切られているようですが、勇気がなかったのでアルミ板を曲げてネジ止めしてあります。1mmのアルミ板なので強度不足が否めません。5mm厚程度のアルミブロックを使うか、やはり接眼部へタップを切ったほうが良いかもしれません・・・。まぁ¥2,300にしては十分の出来栄えです。

ちなみに、失敗した時に備えてこのピニオンギアの付いた軸、ハンドルだけを販売してくれるのか高橋製作所に問い合わせたところ、「ε180と同じなのでお分け出来ますよ」とのこと。失敗せずに済んだのでよかったのですが、バックアップがあると安心して加工ができます。



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