2013年12月2日月曜日

NGC2237

2013/11/30にいつもの旭高原元気村へ出撃。
今回ははじめて使う、Lodestar, ε160用デジタル対応補正レンズのテストをかねています。比較のためもあり、以前撮影したNGC2237を狙いました。

NGC2237
2013/11/29 22:24〜
300sec×7 + 600sec×7
ε160 Canon 20Dフィルターレス改造
IDAS LPS-P2TAKAHASHI EM-200B
以前のものと比べると星は画面の隅でもコマが抑えられているような気がします。Lodestarは評判高いだけあって、ガイド星には困りませんね。非常に便利です。以前撮影したときにはIDAS LPS-P2を使わなかったのですが、今回は使ってみました。色目が少し変わってます。あと、Canon 20Dの調子が悪かったのがイタイところです。ノイズは多いしシャッターもイマイチ調子悪いし、ミラーショックもやや大きめだし…。あまり良いところがないのでそろそろカメラも何とかしなければなりません。

追記:処理し直してみました。


再追記:再々処理してみました。なかなかうまく表現できません…。



2013年10月18日金曜日

M31/馬頭星雲

先週土曜(2013/10/12)にいつもの旭高原へ遠征しました。そろそろM31の季節も終わってしまうのですが、今年はまだ一度も撮影していなかったため月没からのわずかな時間だけ狙いました。残りの時間で馬頭を狙いましたが、どちらもフォーカスを間違えていたようです。なんでだろ・・・。
M31
2013/10/13 0:10〜
ε160 Canon 20Dフィルターレス改造
IDAS LPS-P2
ISO1600 450sec ×8
TAKAHASHI EM-200B

馬頭星雲
2013/10/13 2:13〜
ε160 Canon 20Dフィルターレス改造
IDAS LPS-P2
ISO1600 450sec ×8
TAKAHASHI EM-200B

2013年8月12日月曜日

御岳ロープにて(北アメリカ/M33/M45)

先日御岳ロープへ出かけてきまして、久しぶりに撮影しました。時折、ペルセウス座流星群とおぼしき流星もいくつか観ながら明け方3時ぐらいまで撮影しました。天候は非常に良く、天の川もくっきりとみえ申し分ない空の状態でしたが、やはりガイドがうまく行かず、何枚か流れてしまいました。原因はガイド鏡の強度不足なことはわかっているのですが、いかんせんなかなか金をかけてられないです。

北アメリカ〜ペリカン
2013/08/10 22:53〜
ε160 Canon 20D フィルターレス改造
ISO800 300sec x8

Takahashi EM-200B

M33
2013/08/11 00:30〜
ε160 Canon 20D フィルターレス改造
ISO800 300sec x3

Takahashi EM-200B

M45
2013/08/11 02:17〜
ε160 Canon 20D フィルターレス改造
ISO800 300sec x5+450secx2

Takahashi EM-200B


2013年7月25日木曜日

忙しかった・・・

3月から今月にかけて猛烈に忙しかった・・・。
全く撮影に出かけられず。来月こそは撮りに行くぞ!白鳥が沈む前に!

2013年2月18日月曜日

M65/M66/NGC3628

小惑星2012DA14が接近していたようですが、その最接近時には観測はできませんでしたが、どこかの天文台のライブカメラを見てました。わかってはいたものの結構速く動くもんですねぇ。
その2012DA14がかすめていった獅子座のM65/M66/NGC3628の獅子座トリオを狙い、いつもの様に元気村へ遠征に行って来ました。この日は結構寒く、氷点下7度ぐらいだったでしょうか。それに月没が23:37頃で月明かりが邪魔でしたが諦めて狙いました。風も撮影を始めたときは結構強かったですね。ガイドも暴れてました。

2013/02/16 21:38〜
ε160 Canon20D フィルターレス改造
ISO800 600sec x 17
Tahakashi EM200B
中央部トリミング

ε160だと焦点距離が足らないので少々迫力に欠けます。それに月明かりのお陰でフラットが全然合いません。月明かりの中撮影した画像は割りきって捨てて処理すべきかもしれません。系外銀河はアンドロメダぐらいしか経験がないので難しいです。

2013年1月14日月曜日

NGC2237

1/12にいつもの元気村へ出かけました。色々用事があって忙しかったので、早めに切り上げるつもりで早めに出かけました(と言っても現地19:00着)。元気村には眼視の方々が多く集まるのは知っていましたが、もうこの時間で駐車場が7割方埋まっているような状態。皆さん大砲のようなドブソニアンを並べていらっしゃいました。特にInouさんという方には木星をはじめ、様々な天体を次から次へと見せていただき、とてもお世話になりました。

その眼視の方々の片隅で早速バーディノフマスクを取り出してピント調整、NGC2237(バラ星雲)を狙いました。シーイングは良い方だと思いましたが、何度か雲に通過され、ガイド星を見つけるのにも苦労し、かと思ったらWindowsがフリーズしたりとアクシデントにかなり見舞われました。それでもなんとか撮影できました。自作の導入支援装置もバッチリ動作し、NGC2237の導入は簡単でしたがガイド星に苦労するのは嫌なのでもうLodestar買っちゃおうか・・・。

2013/01/12 21:42〜
ε160 Canon 20D フィルターレス改造
ISO800 300sec x 4 + 450sec x 10
Takahashi EM-200B
雲に何度も通過され、ちょっと眠い感じの空でしたがそれなりに写りました。画像処理は難しくてうまく出来ません。もうちょっとコツをつかんでいずれ再処理したいと思います。

バーティノフマスク


ε160のフォーカス合わせに苦労していますので、最近巷で話題のバーティノフマスクを作って試してみました。とりあえずうまく行きそうなのかどうか試すだけですので、厚手の紙に印刷したものをカッターナイフで切り抜くという、原始的な方法で作ります。

まず用意したものは、厚紙としてエーワンの「マルチカードインクジェットプリンタ専用紙厚口」を入手。これにε160の鏡筒の径210mmのマスクパターンを印刷します。パターンのパラメータはお馴染みの例のサイトから作りました。

http://astrojargon.net/MaskGenerator.aspx

で、印刷ものを切り抜いてに耳をつけて出来上がり。この耳に輪ゴムを引っ掛けて斜鏡のスパイダーのネジに引っ掛けます。お試しなのでとりあえずなんでこんなもんでOKでしょう。

印刷したものに耳をつけて輪ゴムを付ける

ε160鏡筒に載せて・・・

輪ゴムをスパイダーのネジにくっつけて出来上がり
なんとも安直な出来栄えですが、まぁとりあえずはこんなもんで・・・(汗)

後ピン
前ピン
ジャスピン

これはISO800で10秒、リゲルを狙ったものです。噂に違わず、フォーカスを得るのにこれは便利。試作でしたが、結構うまくいきました。これがうまく行ったらアクリル板をレーザー加工してもらって本番のマスクを作ろうかと思っていましたが、これでも十分かもしれない・・・。

2012年11月23日金曜日

EM200B 導入支援装置自作(9) -Stellariumプラグイン-

導入支援装置のStellariumプラグインを作成しました。手順としては、

  1. 望遠鏡である星1を視野に導入
  2. Stellariumでその星1を選択し、導入支援装置へ伝達(USBによるシリアル通信)
  3. 星2を視野に導入
  4. Stellariumで星2を選択し、導入支援装置へ伝達(USBによるシリアル通信)
  5. 以後、Stellarium上に円が表示され、望遠鏡の指しているところがリアルタイムに更新される
というふうになっています。ExampleDialogという、Stellariumのサンプルソースをそのまま使ったので、ダイアログタイトルとかそのままですが、とりあえず、作ったものを残しておきます。(dsc08.zip, ExampleDialog.zip)

Stellariumプラグイン
ダイアログボックス

動作している様子
赤丸が望遠鏡の指しているところです


ついでに、動作しているところの動画をアップしておきます。


2012年11月17日土曜日

遠征

久しぶりの投稿です。先週末の金曜日(2012/11/09)から旭高原元気村へ行って来ました。本当はM33を撮りたかったのですが、ここは名古屋の光害がひどいため、子午線を超えたら西側はまずダメです。なので、東から登ってきたばかりのM42と馬頭星雲を狙いました。M33は来年へおあずけですね。

2012/11/09 23:08〜
ε160 Canon 20D フィルターレス改造
ISO800 5min x 2 + 7min x 6
Takahashi EM-200B
2012/11/10
ε160 Canon 20D IDAS LPS-P2
ISO800 7min x 5
Takahashi EM-200B

馬頭はもっと露出をかけたかったのですが、月が昇ってきてしまったためにタイムオーバー。また狙いたいです。そうそう、導入支援装置ですがStellariumのプラグインも作りました。近いうちに動作しているところを公開します。

2012年10月5日金曜日

フォーカス微動装置の改善

先日作成したフォーカス微動装置で、L字に曲げたアルミ板の剛性が足らなかったものですから、10mm厚のアルミブロックに穴開けとフライス加工をして剛性を高めてみました。接眼部についていたカバーを取り外し、軸押さえの部品(2点止め)をむき出しにしてそこにブロックを取り付けています。

剛性はかなり高くなり、良い感じに仕上がりました。あとは実戦投入して試してみたいと思います。

2012年9月28日金曜日

フォーカス微動装置の自作

またまた自作します。知人がFS-60CにMEF-3を取り付けたというので、羨ましく思っていたんですが、あるWEBサイトで微動装置を自作されている方を発見しました(こちら)。とても良くできていらっしゃるので同じ物が作れないだろうかと考えていたのですが、バーニアダイアルなるものが今日ではなかなか入手が難しそうだということが分かって来ました。これは昔、アマチュア無線の無線機のチューニングパーツとしてよく使われていたもののようです。現在はデジタル化され、このような減速機は必要なくなってしまい、製作していた会社も多くは廃業されているとか。しかし、WEBサイトを漁ること1時間。ようやく見つけました(TMT SERVICE)。これを使って自作したいと思います。お値段も1個¥2,300とMEF-3の1/10で購入できます。

届いた部品はこんな感じ。自作されていた方と全く同じです。


同じように旋盤で軸を削り、ハンドルに穴をあけ、同じように加工しました。



微動側のハンドルは適当に転がっていた内径Φ6の歯車を使ってしまいました。

1点だけ異なるのは、バーニアダイアルを固定するのに先の方は接眼部にタップを立ててネジを切られているようですが、勇気がなかったのでアルミ板を曲げてネジ止めしてあります。1mmのアルミ板なので強度不足が否めません。5mm厚程度のアルミブロックを使うか、やはり接眼部へタップを切ったほうが良いかもしれません・・・。まぁ¥2,300にしては十分の出来栄えです。

ちなみに、失敗した時に備えてこのピニオンギアの付いた軸、ハンドルだけを販売してくれるのか高橋製作所に問い合わせたところ、「ε180と同じなのでお分け出来ますよ」とのこと。失敗せずに済んだのでよかったのですが、バックアップがあると安心して加工ができます。



2012年9月17日月曜日

EM200B 導入支援装置自作(8) -導入テスト-

もう先月のことになりますが、M27をベガとアルタイルを使ってキャリブレーションして導入してみました。M31とかM45のように見える天体を撮影使用とするならば、見えるので導入するのは簡単ですが、肉眼では見えないような天体はやはり導入支援が欲しくなります。テストは自宅の庭で行ったので完全に光害地であり、3分も露光してしまうと真っ白になってしまうぐらいの土地です。当然M27は肉眼では全く見えません。しかし2等星から3等星ぐらいなら何とかなるレベルですので、ベガとアルタイルでキャリブレーションします。
恒星の座標はStellariumをみて入力しました。

  • ベガを視野の中央に導入
  • Arduinoのシリアルデバッグコンソールからベガの座標を入力
  SetPosition 18:36:56 38:47:03

  • クランプを緩めて、アルタイルを視野の中央に導入
  • 同様にシリアルコンソールからアルタイルの座標を入力
  SetPosition 19:50:47 08:52:08

これでLCD上に現在、望遠鏡が向いている方向への座標が表示されています。次に、M27の座標である19:59:36 22:43:00 になるようにクランプをゆるめ大まかに向け、コントローラ微調整します。実際には、分解能が細かくないのでぴったりこの座標になることはありませんが、できるだけ近くなるように微調整して導入します。この手順で2回試して撮像したM27が以下のようになりました。

EM200B+自作導入支援装置にて導入したM27
ε160+EOS 40D無改造
2012/08/19 21:23 ISO800 60sec


どちらも無改造のEOS 40Dで、JPEGの撮って出し画像です。ダークもフラットも処理していません。2回とも視野に収まっており、ここまで導入できれば問題なさそうです。
あとはStellariumのプラグインが作れれば良いのですが、なかなか作業が進みません(汗)。

    2012年9月11日火曜日

    EM200B 導入支援装置自作(7) -座標系変換プログラム-

    なかなか導入支援装置自作の投稿ができずにいます。忙しいです・・・。
    もう1ヶ月ほど前にはプログラムしているのに、その記録を残せないでいるという状態です。良くないですね。とりあえず、作成したプログラムを記録として残しておこうと思います。
    dsc06.zip


    • dsc06.ino : Arduinoメインスケッチ
    • AngleCalc : 座標変換クラス
    • Matrix : 3次元行列
    • RTClib : Real Time Clock クラス(RTClib-github)

    一応、これだけの処理が詰まってます。RTClibに関しては上記リンクから拾ってきたものです。それ以外は自力で記述しました。

    まず、Matrixクラスですが、これは3x3行列演算を行うためのクラスです。何も難しいことはやっていません。行列式を求めたり、逆行列を求めたり、3次元ベクトルとの乗算などをやることがこのクラスの責務です。

    次に、AngleCalcです。これはTaki's Homepageの「Equations for Pointing Telescopeを簡易実装したものです。このHomepageでは、経緯台でのAlt/AzとRA/DECの座標変換を行うことを前提に書かれていますが、3次元ベクトルの異なる座標系への変換ですので赤道儀に対しても使えると思い試して見ることにします。理想的なRA/DEC座標へ、赤道儀に取り付けたエンコーダカウンタから得られる座標系の値を変換することになります。要するに、エンコーダのカウンタから、RA/DECを取得することがこのクラスの責務となります。
    このクラスは、コンストラクタでRA/DECの分解能を渡します。その後、setPosition()関数にて、キャリブレーションに使用した星1の座標(pos1)、その時のエンコーダパルス(enc_pos1)、その時の時刻(t1)、星2の座標(pos2)、その時のエンコーダパルス(enc_pos2)、その時の時刻(t2)を渡してキャリブレーション完了となります。キャリブレーションが終了したら、getPosition()関数にエンコーダのパルス(enc)と時刻(t)を渡すことでRA/DECが得られることになります。

    RTClibはこの時刻を取得するために使用します。そもそもこの時刻が撮りたいがためにArduinoにRTCを載せました。

    最後にメインスケッチですが、まだ簡易的なものなのでArduinoの開発環境から接続するシリアル通信画面を使って制御するように組んで有ります。有効なコマンドは、

    • 時刻設定:SetTime yyyy/mm/dd hh:mm:ss 
    • 時刻表示:Time
    • RA/DEC表示:Pos
    • エンコーダカウンタ表示:Pulse
    • キャリブレーション1:SetPosition1 HH/MM/SS dd/mm/ss
    • キャリブレーション2:SetPosition2 HH/MM/SS dd/mm/ss
    です。時刻設定は24時間表記で設定します。キャリブレーション1・2はRA/DECをそれぞれ時分秒、度分秒で渡します。Time/Pos/Pulseはデバッグ用コマンドなのでどうでも良いです。現在の実装では、500[msec]ごとにエンコーダのカウンタを拾ってRA/DECを計算しLCDに表示させます。
    今回はとりあえずここまで。次回は先月デネブベガとアルタイルでキャリブレーション後、亜鈴状星雲を導入してみた時の精度について見てみます。

    2012年8月27日月曜日

    遠征

    おととい土曜日の夜に、豊田市の元気村へε160をもって出かけました。初めてのε160の出番です。GPVでは日が変わる頃まで雲が少し残る予報でしたが、23:00あたりから雲がなくなり元気村にしては素晴らしい星空が堪能できました。西は豊田・名古屋の光害でダメですが、東及び北ならば何とかなります。

    初めてですので、メジャーな天体を狙いました。M31とM45です。このε160にはフォーカスの微動装置がついていないため、フォーカス調整がしんどいです。やむなくライブビューのある、無改造40Dを使用しました。今回は「見える」天体ですので導入支援装置も必要ありません。設営に1時間、とりあえず撮ってみたM31とM45です。

    2012/08/26 EM200B赤道儀
    ε160+Canon40D無改造 ISO800
    300sec 12枚


    2012/08/26 EM200B赤道儀
    ε160+Canon40D無改造 ISO800
    300sec 10枚 + 450sec 3枚

    まず、オートガイドがうまく行っていません。RAがずれていってます。原因がよくわかりません。ガイド鏡をガイドマウントに載せていますが、剛性が足らないのかもしれません。ガイドカメラにQcam4000を使っていますが、ノイジーなのも良くなさそうです。
    次に、フォーカスが甘かったです。特にM31。更に、よく見ると光軸もズレているように思います。反射望遠鏡は初めてなのでどう判断して良いのかよくわかりませんが・・・。
    更に、気温が高かった(外気温20度ぐらい)せいもあって、画像自体にノイズがたくさん載っています。これに関しては今の機材では仕方ないですが、なんとか解決したいです。

    今回は、元気村にいらしていた方々に色々お世話になりました。次から次へと色々な天体を見せていただいたり、機材のことを色々お話させていただいたり・・・。夜なのでお顔まではわかりませんが、皆さんありがとうございました。

    2012年8月18日土曜日

    EM200B 導入支援装置自作(6) -Arduinoと周辺回路-

    ArduinoにLCDを取り付けてRAとDECを表示させようと思います。2つのReference Starでキャリブレーションした後は電源が入っていればRAとDECを表示し続けて欲しいため、RTCを搭載する必要があります。RTCは秋月で入手できるものもありますが、電源が落ちたら時刻を忘れてしまうためバッテリーとDS1307を搭載したもの共立エレショップで選択しました。バッテリー保持による時刻の精度はそれほど高くないようですが、まぁ念のためというところでしょうか。

    マトモな回路図を書こうとしたのですが、面倒だったのとドロー系ソフトを持っていないこともあり、GoogleDriveをつかって図形描画したものを以下に載せておきます。








    あとはReference Starを使ったキャリブレーションと、LCDへの表示、RTCからの時刻差分を考慮した座標変換あたりのソフトを組み込むことで使えるようになると思います。それはTaki's Home PageEquations for Pointing Telescopeが参考になりそうです。

    2012年8月4日土曜日

    EM200B 導入支援装置自作(5) -Arduinoプログラミング-

    先日Arduinoを購入したのには、プログラミングがしやすそうなことと、もう既にArduinoをつかって導入支援装置を作っている方がおり、そのプログラムが公開されているからです。
    Arduinoのプログラムはsetup()とloop()がエントリーポイントとして用意されており、setup()で初期化、loop()でループ処理を書けばOKです。しかし、ロータリーエンコーダの変化の取得は当然ながら割り込みで処理すべきであり、公開されている方のソースもそのように書かれています。

    まずはこのプログラムを利用させてもらい、エンコーダのパルスを拾ってみます。
    // DSC01
    #include 
    #include 
    
    const int    RA_enc_A  = 6;     // digital pin 6 = PD6
    const int    RA_enc_B  = 7;     // digital pin 7 = PD7
    const int    DEC_enc_A = 9;     // digital pin 9 = PB1
    const int    DEC_enc_B = 10;    // digital pin 10 = PB2
    const double RA_RES    = 500 * 2 * 44.0 / 11.0; // RA  500P/R * 4(A/B相) * (大プーリ歯数) / (小プーリ歯数)
    const double DEC_RES   = 500 * 2 * 40.0 / 11.0; // DEC 500P/R * 4(A/B相) * (大プーリ歯数) / (小プーリ歯数)
    long         DEC_pos   = DEC_RES/2; // initial position of encoders(DEC)
    long         RA_pos    = RA_RES/2; // initial position of encoders(RA)
    
    void setup()
    {
      Serial.begin(9600);
      // initialize the encoder inputs
      pinMode(DEC_enc_A, INPUT);
      pinMode(DEC_enc_B, INPUT);
      pinMode(RA_enc_A , INPUT);
      pinMode(RA_enc_B , INPUT);
    
      // Pin change interrupt control register - enables interrupt vectors
      //  Bit 2 = enable PC vector 2 (PCINT23..16)
      //  Bit 1 = enable PC vector 1 (PCINT14..8)
      //  Bit 0 = enable PC vector 0 (PCINT7..0)
      PCICR |= (1 << PCIE2);
      PCICR |= (1 << PCIE0);
    
      // Pin change mask registers decide which pins are enabled as triggers
      PCMSK2 |= (1 << PCINT23);  // arduino pin 7 = PD7 = RA  encoder A
      PCMSK0 |= (1 << PCINT1);   // arduino pin 9 = PB1 = DEC encoder A 
    
      // enable interrupts
      interrupts();
    }
    
    void loop()
    {
      delay(500);
      Serial.print(RA_pos, DEC) ; Serial.print(" "); Serial.println(DEC_pos, DEC);
    }
    
    ISR(PCINT2_vect){ 
      if (digitalRead(RA_enc_A) == digitalRead(RA_enc_B)) {
        --RA_pos;
        if (RA_pos < 0) {
          RA_pos = RA_RES - 1;
        }
      }
      else {
        ++RA_pos;
        if (RA_pos >= RA_RES) {
          RA_pos = 0;
        }
      } 
    }
    
    ISR(PCINT0_vect){
      if (digitalRead(DEC_enc_A) == digitalRead(DEC_enc_B))
      {
        ++DEC_pos;
        if (DEC_pos >= DEC_RES) {
          DEC_pos = 0;
        }
      }
      else
      {
        --DEC_pos;
        if (DEC_pos < 0) {
          DEC_pos = DEC_RES - 1;
        }
    }
    
    
    これで、500ms間隔にSerialPortに対してRA/DECのパルスカウントを表示するはずです。

    おっと、このプログラムを走らせるために組んだ回路を公開するのを忘れていました。また次回にでも回路を公開します。

    最終的には、Stellariumのプラグインまで作成しし、Stellarium上に現在望遠鏡が向いている方向のレチクル表示が出来ればいいのですが、結構面倒です。一旦キャリブレーションさえ出来れば、あとは単体だけでRA/DECの表示が出来ればそれでも十分なので、座標表示のためのLCDと時刻取得のためにRTCを搭載する予定です。

    2012年8月2日木曜日

    ε160

    2年ほど憧れては諦めて・・・を繰り返していたε160をついに購入するチャンスに恵まれて、買ってしまいました。実は購入したのは2週間ほど前。憧れの黄色い鏡筒です。



    うーん、早くこれで撮影してみたい。でも光軸調整とか出来るんだろうか?
    光軸調整用アイピースとか、コリメーターとかいずれ用意しなくては・・・。

    この鏡筒を載せるためのプレート、これも友人が作ってくれました。アルミプレート(A5052)なんて、100x100mmで500円から600円程度。200x200mmでもせいぜい2000円ぐらい。これに穴を開けたり、タップでネジを切ったりするだけなのに、マッチプレートとか購入すると1万円オーバー・・・。鏡筒バンドの上にも小さいプレートを作ってもらい、上下のプレートあわせて2000円程度でした。

    正直使いこなせるのか心配です。

    EM200B 導入支援装置自作(4) -ロータリエンコーダの取り付け-

    中耳炎にかかったりしてしまい、ちょっと倒れてました・・・。
    この間に、友人に頼んでミスミからタイミングプーリーとタイミングベルトを入手しました。ミスミには色々と使えそうなものがあるのですが、個人購入できません。そこで、会社経由で何とかしようとしたのですが、経理やら承認やら面倒なのでメカ屋の友人に相談したところ、「現金で買えるから頼んでやるよ」とのこと。その部品がやっと入手できたわけです。
    タイミングプーリーをEM200BのRA軸とDEC軸に取り付けるのですが、どちらもΦ44でプーリーにイモネジを打てるようにM3のタップを切ってあります。EM200Bの赤経ブロックの径やDEC側の径を考慮して、プーリーは以下のものを選定しました。
    • タイミングプーリー大(RA) ATP44XL025-A-H44
    • タイミングプーリー小(RA) ATP11XL025-A-H7
    • タイミングプーリー大(DEC) ATP40XL025-A-H44
    • タイミングプーリー小(DEC) ATP11XL025-A-H7
    • タイミングベルト(RA) TUN114XL025
    • タイミングベルト(DEC) TUN108XL025
    これらと先日組立たロータリーエンコーダブロックをEM200Bに取り付けます。まずはRA側。

    つづいてDEC側。

    プーリーの軸間距離が微妙なので、スペーサーを入れたりして距離を調整しています。遊びがあると当然ながら精度に影響しますので。

    この次は、Arduinoによるエンコーダパルスの取得と、座標計算プログラムです。

    2012年7月15日日曜日

    EM200B 導入支援装置自作(3) -ロータリエンコーダの取り付け-

    EM200Bにロータリエンコーダをどのようにつけるのか色々悩みましたが、木でモックを作ってみてメカ屋の知人に相談したところ、余ったアルミ材を使って作ってくれました。
    それが以下の写真です。

    先日購入した、HPのロータリエンコーダも取り付けてあります。軸は旋盤でこのロータリエンコーダに合うように削ってもらいました。これがEM200にどのように取り付けられるのかというと、以下のようになります。

    これで強度が足りるのかよくわかりませんが、足らないのであればそのときにでも考えます。両面テープとかそんなんではないかな?

    EM200にはRA/DECとも、M2.6のネジ穴があいています。これは昔の製品でパルステック社のロータリエンコーダ(アストロスケール)を取り付けるために用意されていたもののようです。これを利用して取り付けてみます。取り付けたところ、思ったよりもがっちり付いています。EM200Bの極軸望遠鏡の周りはφ44のようで、これはDEC側も同様です。ここにタイミングプーリーとタイミングベルトをつけてこのエンコーダの軸へRA/DECの回転を伝えてやろうかと思います。

    2012年7月10日火曜日

    EM200B 導入支援装置自作(2) -ロータリエンコーダ選定-

    RA/DEC軸から回転角度を得るために、ロータリエンコーダを使用します。これをどの様にEM-200Bに取り付けるかが大きな問題になります。なずな工作室のKATSUさんによれば、KHKのフレキラックを使われているようです。なるほど、これはいい手です。エンコーダはネミコンのロータリエンコーダを使われているようです。ネミコンのロータリエンコーダはオンラインショップで購入できるようで、価格は大体1個あたり ¥ 10,000オーバー。RA/DECの2個購入するとこれだけで予算いっぱいです。予算を考えると、1個あたり¥5,000程度で済ませたいところ・・・。

    そもそも分解能はどの程度必要なのでしょうか?

    仮に100P/Rのロータリーエンコーダの場合を考えてみます。ロータリーエンコーダは一般的にA相、B相の出力があり、$\frac{1}{4}$波長ずれて出力されます。これをArduinoにつなげて処理すれば、400tic/rの分解能でパルスが得られることがわかっています(参考

    400tic/rの精度ででとれた場合、天空上では
      $360^\circ/400=0^\circ54'00''$
    となります。これはどの程度なのかといえばStellariumでM42においてどの程度なのか示してみます。


    これでは甘すぎますね。1ticとれたら、M42をすっ飛ばすぐらいのズレが発生してしまうのでは全然ダメです。ギアやタイミングベルトのような機構を入れて分解能を上げてやる必要がありそうです。
    そうやって色々探しているうちに、最終的にHP(Avago Technologies)のHEDS5500というロータリーエンコーダを見つけました。RSで手に入ります。これならば、500P/Rで  4,590と値段も安い。ただし1つ問題が・・・。シャフトのサイズは1/4inchになっています。ちぇ、インチサイズかよ。RSへ確認したところ、mm単位のロータリーエンコーダはラインナップにはあるものの取り扱いは無いとか。シャフトは旋盤で削るなどして何とか出来るとして、このエンコーダに決定です。

    しかし、それでも500P/R・・・。M42の例でもその1/5程度ではまだ甘そうです。やはり何らかの機構を入れて分解能を上げる必要がありそうです。